普段あまりレディースをしかもデザイナーズのビンテージを紹介することなど余りないのですが、メンズにしてもレディースに
してもイギリスのトラディショナルでステディーなブランドしか新品、古着問わずフォーカスされていないので、今回Blogで
紹介させていただこうと思いました。
現代では余り目立たない存在であろうMary Quantですが、60’s時代のデザインの革新性、素材使いは今見ても全く古びていませ
ん。革靴の様に木型を取って作った様な洗練されたデザイン、過去から現代に渡ってもこのようなデザイン性の高いレインブー
ツは見る事はありません。ロンドンのV&A Museumにアーカイヴとして保管、展示されるのも頷けます。
昨今は空前のブリティッシュブームですが、傾向としては歴史あるトラディショナルなブランドがファッショナブルな方向に
転化した物しか取りざたされていない様な気がします。もちろんそちらも魅力的なのですが、このように革新的なデザインで
世に飛び出してきたイギリスのデザイナーズブランドに目を向けてみるのもとりわけ女性のビンテージ市場の中ではおもしろい
のではないでしょうか?